今回は、国際PNF協会のアドバンスコースのテスト概要について紹介していきたいと思います。
アドバンスコースからテストが必要!?
国際PNF協会の講習会はレベルが5まであり、
level1・2がベーシックコース、level3よりアドバンスコースとなります。
アドバンスコースになるとテストがあり、テストに合格しないと次のコースに進むことができません。
テストの構成として、筆記、実技、患者デモになります。
患者デモに関しては、レベルによってテスト対象になる場合とならない場合があります。
筆記テスト
筆記テストは、選択問題で出題され、臨床でのPNFの利用から、PNFの基本的な事など幅広く出題されます。
選択問題式で出題されます。
しかし、設問に対して何問答えがあるかは明記されておらず、
一つの設問に対して答えが1つの場合もあれば、2、3個ある場合があります。
そのため、PNFの基本的な所や講習会での内容を熟知する必要があります
コースの段階に応じて必要正答率が異なり、レベル5になると正答率80%必要となります。
![](https://www.xn--pnf-0y9dk2o5xrsielx0e.website/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1920-1024x572.jpeg)
実技
実技試験の内容として、疾患、活動制限、原因となる身体機能制限が出され
対象者の活動レベル制限・身体機能の問題に対して、PNFを利用して治療を行なっていきます。
身体機能、活動レベルの治療を組み立てて、運動パターンやテクニック、基本的原理・手段を利用して行う必要があります。
実際に治療を行うので、臨床推論やパターンの抵抗方向・グリップの位置やテクニックの基本的な所などが評価されます。
また、パターンの評価もあり、指定された運動パターンを行う必要もあります。
評価の段階として、0~3あり数字が大きいほど評点が高くなります。
コースの段階に応じて必要達成率が異なり、レベル5になると達成率80%必要となります。
![](https://www.xn--pnf-0y9dk2o5xrsielx0e.website/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1921-1024x634.jpeg)
患者デモ
講習会中に実際の患者さんの治療を行なっていきます。
4日間実施し、患者さんの活動制限、原因となる障害因子をみつけ、PNFを利用して治療を進めていきます。
テストが2日目のペアもいれば、4日目の方もいます。
テストでは基本的な、体の使い方やテクニックの利用だけでなく
ゴール設定、評価と治療が結びついているのかや、活動レベルと身体機能の治療をPNFを用いてどのように治療しているかなども評価されます。
評価の段階として、0~3あり数字が大きいほど評点が高くなります。
コースの段階に応じて必要達成率が異なり、レベル5になると全テスト達成率80%必要となります。
![](https://www.xn--pnf-0y9dk2o5xrsielx0e.website/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1923-1024x561.jpeg)
まとめ
以上テスト概要について紹介していきました。
アドバンスコースは、限られた時間で濃い内容を受講していくので
ベーシックコースの復習の時間はなく
テストを合格しないと次のステップに進むことができないので、
事前学習と日々の臨床の積み重ねが重要になってくると思います。
合否がかかるのでテストは緊張しますが、自分の臨床スキルを客観的に評価していただく
機会になるので一緒に頑張って行きましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
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