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今回は、治療動画作成までの流れについて紹介していきたいと思います。
国際PNF協会のレベル5受講になると事前課題があります。
事前提出課題であり、レベル5評価基準にもなりますので、かなり重要な項目になります。
治療動画は、実際に普段の臨床で治療している風景を撮影する必要があります。
【動画撮影までの流れ】
主に以下の手順で行っていきます。
・治療に協力してくれる方を探す
↓
・改善したい活動制限(FAL)を決める
(例:歩行、階段、ADL動作等)
↓
・原因となる制限因子(CI)を決める
(例:可動域、筋力、バランス、筋緊張等)
↓
・治療前の活動制限を撮影
(動作の全体像、評価・数値化できる検査)
・治療前の制限因子を撮影
(数値化できる検査)
↓
・治療風景(PNFを用いた治療)
↓
・治療後の活動制限を撮影
(治療前に行った同様の評価・検査)
・治療後の制限因子を撮影
(治療前に行った同様の検査)
↓
・動画編集になります。
治療の流れは、コース受講時の患者デモと同様になります。
別記事で紹介していますので、気になる方は、ご覧ください。
動画は何を使って編集を行う!?
ムービーメーカーやiMovieを用いて編集を行います。
スライドや撮影した動画を一本の動画として編集していきます。
英語で字幕や解説を入れないといけないので、編集に慣れていない方は
かなり時間と根気が必要な作業になります。
動画編集、構成の流れは!?
動画やスライドを合わせて動画を作っていきます。
流れとして
・自己紹介(自分の名前、在住地、臨床経験、趣味等)
↓
・患者プロフィール(疾患、経過、FAL、CI)
↓
・上記の治療前FAL、CI動画
↓
・臨床推論(FALとCIの関連、ICFを用いる。治療をどのように進めるか等)
↓
・治療動画(一つの治療ごとに介入目的、パターン、テクニック、基本的原理・手段を記入が必要)
↓
・上記の治療後FAL、CI動画
↓
・まとめ(改善点、今後の課題等)
動画を一本にまとめるので、長くても30分でまとめましょう。
動画の継ぎ目を編集して時間が長くならないように工夫しましょう。
治療動画作成のポイント
活動制限(FAL)を決める際に、自分が着目した点、どこを治療したかを明記する必要があります。
そのため、相や動作の場面で何が動作を阻害しているかを説明・記載する必要があります。
スライドは、パワーポイントやKeynoteなどで作り動画に入れていきましょう。
例)杖なしで歩けるようになりたい。
FAL問題点:歩行時のバランス不良→右Mst
CI問題点:可動域、筋力、感覚など
正常動作と比較してどの要素が足りてないかなどを、
評価・検査結果から説明する必要があるので
ICFの図やスライド作成、説明を英語で行えるようにしていきましょう。
別記事で評価のポイントを紹介していますので気になる方はご覧ください。
まとめ
以上治療動画作成までの流れについて紹介していきました。
限られた期間で協力してくれる方を探したり、動画が思うように撮れないこともあるので、
事前に動画撮影の段取りが重要です。
また、撮影に加え編集や英語で字幕も入れる必要があるので時間を要します。
大変ですが、一緒に頑張っていきましょう。
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