今回は、PNFで行う治療手順や、評価・検査方法について紹介していきたいと思います。
国際PNF協会の認定講習会では、患者治療が含まれています。
アドバンスコースからは、テストに含まれるので評価・検査、治療までの流れも
重要になってきますので、ポイントを押さえていきましょう。
【PNFとクリニカルリーズニング!?】
臨床推論(クリニカルリーズニング)とは、
対象者の訴えや症状から原因を推測し,仮説に基づき適切な検査・治療法を
選択し対象者に最も適した介入を決定していくプロセスになります。
また、仮説と実証の工程を繰り返し実施していくことで、より良い結果が出ることがあります。
![](https://www.xn--pnf-0y9dk2o5xrsielx0e.website/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1662-1024x597.jpeg)
PNFでは、
機能的活動制限、原因となる障害因子に対して、SMARTを用いて治療を進めていきます。
構造レベルの治療だけでなく、活動レベルの治療を一連の流れて行っていくため
より目的をもって治療を進めることができます。
また、簡易的で客観的に確認できる活動レベル・構造レベルの評価を行うため、
治療者・対象者共に理解しやすいのが特徴的です。
PNFでの目標設定の考え方は!?
PNFでは、SMARTを利用して目標設定を行っていきます。
臨床の中で悩むのがゴールや目標設定があり
ゴール設定の考え方としてSMARTがあります。
SMARTは頭文字をとっており、
- Specific:具体的
- Measurable:測定できる
- Achievable:達成できる
- Relevant:関連している
- Timed:時間、期間
![](https://www.xn--pnf-0y9dk2o5xrsielx0e.website/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1993-1024x681.jpeg)
SMART の利点として、ゴールが明確で治療者、対象者ともに
主体性が得られるので動機づけにも繋がります。
身体機能改善だけでなく機能を活動や参加レベルに紐付け
対象者の生活に繋げていくためにも重要となります。
PNFの評価・検査方法は!?
PNFで評価・検査する場合は、FAL、CIに分けて評価・検査を行います。
基本となる考え方は、ICFを用いて行い、
活動制限レベルの評価・検査、身体機能・構造レベルの評価・検査を行います。
FAL、CIともに客観的で数値で分かるものを利用する必要があります。
別記事で詳しく解説しておりますので、ご覧ください。
まとめ
以上PNFの評価・検査方法について紹介していきました。
日々の臨床進める上で目標設定、評価・検査は重要な項目になると思います。
また、講習会を受講するまでにスムースに行えるようポイントを押さえていきましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
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