【PNFと講習会患者治療の流れは!?】概要を解説

IPNFAコース対策

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今回は、国際PNF協会の認定講習会の患者治療について紹介していきたいと思います。

治療の流れ

国際PNF協会の認定講習会では、実際の患者治療が4日間あり、受講生2人1組で治療を進めていきます。

治療時間は1時間ほどで、その時間内でCI評価とFAL評価も含まれます。

治療時間を2人で分けるので1人20~30分ほどになります。

治療の流れは、以下の手順で行なっていきます。

【活動制限・目標設定】

初日に対象者と話を行い、生活上改善したい内容や目標を設定を行っていきます。

PNFでは、ICFの活動制限レベルのことを

FAL:(Functional Activity Limitation)と表現します。

Functional Activity Limitation(FAL):機能的活動制限

目標設定を決める時は、具体的なADLやIADL上の内容を決めていきます。

SMATの利用が好まれるので、利用していきましょう。

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【動作分析・活動制限の評価】

改善したい動作を実際に行ってもらい、動作分析を行います。

また、簡易的・客観的で数値化できるFALの評価を行います。

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【原因となる障害因子・評価】

PNFでは、評価・治療を行う際、心身機能/構造レベルの問題点のことを

CI(Causal Impairment)と表現します。

動作を制限しているCIを決め、客観的で数値化できるCIの評価を行います。

2人で評価しCIが異なる場合は、別々のCI評価を行なっていきます。

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【治療】

実際にPNFを用いて治療を行っていきます。

1人20~30分ほど行います。

前半行うか、後半行うかは受講生同士で決めていきます。

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【再評価】

治療後に再度介入前に行ったFAL・CIの評価を行います。

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【サマライズ・自主訓練指導】

活動・身体機能の再評価、対象者に治療のフィードバックを行います。

また、対象者の主観を聞き、改善した理由や自分で行えるセルフケアを伝えます。

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【治療の振り返り】

治療道具の片付けを行なったのち

2人で行った時の反応や、治療の進行具合、次回の治療内容検討などを行います。

次の講義や患者デモなどで時間がなく、治療の話が行えないことがあるので

評価表記入時に話すこともあります。

【評価表記入】

講習会終了後に記入していきます。

評価表は、初日にもらえるので、そちらに記入していくことになります。

初日は、対象者の基本情報、FAL、CIを記入していきます。

1~4日で行なった治療前後のCI、FALの評価を毎回記入していきます。

また、利用したパターンやテクニック、基本的原理・手段等を評価表に記入していきます。

治療の仮説なども表記する必要があるので、治療を進めながら記載していきましょう。

評価表は、最終日に提出することになります。

【ポイント】

・CIと FALの評価は、治療毎に変えるのではなく、一貫して行なっていきましょう。

変更するとしても1度にしましょう。

・受講生が奇数の場合は治療を1人で行う場合があるので、頑張っていきましょう。

・認定セラピストを目指している方は、SAMTの利用は必須になりますので押さえていきましょう。

まとめ

以上講習会での患者治療の流れについて紹介していきました。

実際の治療は緊張しますが、インストラクターより直接指導して頂く機会は、

講習会でしか行えないので、積極的に介入していきましょう。

ご覧いただきありがとうございました。

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